marimokomame.aus

元看護師のワーホリ体験記

👉 FIRST STEP
ワーホリ初めての方はこちら
「何からやる?」を迷っている人向け
出発前〜仕事までの流れを
この1記事にまとめています
▶迷ってるならまずこれ
AIN英語 - 介護編| AIN英語 - 症状・観察編| AIN英語 - 緊急対応編| ワーホリ情報| シドニー生活| 看護師ワーホリ
ブログ運営| オーストラリア旅行| プロフィール

【2026年版】タスマニアDay3|あと40分と、説明書きのない美術館

f:id:marimokomame:20260315113041j:image

あと40分。

それがあれば、もう少し違ったかもしれない。

タスマニア3日目。この日は
・ブルーニー島ではちみつ店とオイスター
・フェリーで本島へ戻る
・レンタカー返却
・MONA(モナ美術館)
・サラマンカで夕食
という、自然から都市へ一気に振り切る日だった。

時間は足りなかった。でも、不思議と満足している。

SUMMARY

この記事でわかること

  • ブルーニー島で実際に良かったグルメスポット
  • フェリー混雑のタイミングと待ち時間
  • レンタカー満タン返却の流れと給油場所
  • MONAの構造と所要時間のリアル
  • 最終日の時間設計と満足感の関係

Day3|島の朝は、ゆっくり始まる

ブルーニー島に来た目的は二つ。The Neckと、牡蠣。

朝は島内から動ける。フェリーで到着する観光客とは逆方向に回れるから、どこも静かだ。泊まりを選んだ価値は、こういう瞬間に現れる。

まず立ち寄ったのははちみつ店。店内では扱っているほぼすべてのはちみつをテイスティングできる。この日はおそらく12種類ほど。

並べてみると、差ははっきりする。

レザーウッド、マヌカ、ワイルドフラワー。それぞれ甘さの立ち上がりも後味も違う。小瓶は1つ5ドル。マヌカ300+も小瓶で6ドル。価格も現実的で、ついお土産に手が伸びる。

ちゃんと迷って、これに決めた。

店内には蜂の巣の観察コーナーがあり、透明ケースの中で無数のミツバチが動いている。少し鳥肌が立つ。でも、目が離せない。生命の密度がそこにある。

そして牡蠣。正直に言うと、日本で生牡蠣を「心から美味しい」と思ったことはあまりなかった。でもここで変わった。小ぶりで、さっぱりしていて、ぷりっとしている。海の味はする。でも重くない。最初は盛り合わせを頼んだのに、結局生牡蠣を追加した。

生が一番おいしくて、思わずおかわりした。

私の中のおいしいが確実に更新された。

フェリー2便待ちと、40分の差

ブルーニー島フェリーは車1台あたり41.1ドル(往復料金)。帰りは追加支払いなし。

フェリー乗り場に着くと、すでに列ができていた。結果は2便待ち、約40分。あと1台前に並べていれば、1本前の便だった。

あの40分があれば、MONAでもう少し余裕があったかもしれない。

とはいえ、この日島内で前を走る車を一度も見ていない。ブルーニー島は基本一本道。そもそも1台前に並ぶという発想自体、現実的ではなかった。ゆっくりはちみつを選び、牡蠣を味わった。その結果の40分だと思えば、それでいい。それでも、時間の重みは感じる。

レンタカー返却|日本人、出る

返却は満タンが鉄則。空港近くのガソリンスタンドは高速を降りてすぐ、空港まで5分もかからない。ここで給油してから返却すれば問題ない。

1000㎞走っても、まだ余裕があった。

掃き掃除をして、チェックを受ける。

「チェック終わるまで待っててね」

と言われたから、待つ。

待つ。

待つ。

スタッフが減る。閉店時間を過ぎる。声はかからない。聞けばいいのに、なぜか待つ。謎の日本人気質発揮。25分後、「もういいか」と思って店を出た。ここがこの日、二つ目のタイムロスだった。

MONA|説明書きがないという設計

空港からUberでMONAへ。滞在時間は約2時間弱。正直、足りなかった。

MONAは地下空間型の美術館だ。エレベーターで最下層まで降り、そこから上へと登りながら展示を見る。

暗闇の中で、思考だけが浮かび上がる。

全体的に暗く、作品にだけスポットライトが当たる。

そして最大の特徴は、説明書きが一切ないこと。題名も、テーマも、順路もない。

映像作品もあれば、光のインスタレーションもある。R-18の展示もある。洗面器に包丁と金魚が入って椅子の上に置いてあるだけの展示もある。天井から一滴ずつ落ちる熱した金属が床で弾ける作品もあった。

理解を与えないことも、展示の一部。

何が作品で、何が空間の一部なのか分からなくなる。もしかすると、照明の当たっている物体ではなく、この空間全体が作品なのかもしれない。

地下ホールでは室内楽の演奏が始まっていた。博士のような衣装の指揮者が観客を沸かせている。時間があれば最後まで見たかった。

ワインセラーも併設されている。というより、MONAがワイナリーの敷地内にある。ワインセラーも同時刻に閉店する。展示とテイスティングを両立させるなら、時間の設計は必須だ。

MONAに行く前に知っておきたいこと

MONAは「展示を見る」というより、「空間に放り込まれる」美術館だ。だからこそ、事前に知っておくと安心なことがいくつかある。

館内マップは紙ではなく、公式アプリのダウンロードが必要になる。館内にはフリーWi-Fiがあるが、入館後に探すより事前に準備しておくとスムーズだ。

受付を過ぎると無料のロッカーがある。大きな荷物や上着はここに預けて、できるだけ身軽な状態で回るのがおすすめだ。MONAは歩く距離も多く、空間そのものを体感する場所だから、手ぶらの方がずっと集中できる。

所要時間は最低でも2〜3時間は確保したい。地下構造で想像以上に広く、さらに奥の展示は17時閉館と表示があっても、実際には16時30分頃から閉まり始めるエリアもある。時間が限られているなら、最下層から回るのがおすすめだ。

そして説明書きは一切ない。意味を理解しようと構えすぎるより、「分からないまま歩く」くらいがちょうどいい。

MONAは効率よく消化する場所ではない。迷う前提で、時間に余裕を持って向かう場所だと思う。

最後はサラマンカで

サラマンカで夕食。ワインを1杯。ビーフステーキとカボチャのピザ。付け合わせのグリル野菜、特に人参が驚くほど甘い。

帰りのシドニー便も遅延。空港は混雑し、Uberはなかなか捕まらない。最後までオーストラリアらしい。

Day3まとめ

最終日は、少し時間が足りなかった。

でも、それは準備不足ではなかった。閉館時間も料金も制約も把握していた。それでも足りなかったという事実が、旅のリアルだと思う。

ブルーニー島でゆっくりしたことも、フェリーで待ったことも、MONAで迷ったことも、全部つながっている。

完璧ではない。けれど、ちゃんと満ちている。

タスマニア3日間は、余白があったからこそ、少し足りないことさえ含めて良い旅だった。

最後まで、ちゃんと納得して帰る。

関連記事

・タスマニア2泊3日モデルコース

marimokomame.com

・タスマニアDay1

marimokomame.com

・タスマニアDay2

marimokomame.com

          この記事を書いた人
  Marimokomame|元看護師
  日本で急性期内科病棟と救急外来で看護師として働いた後、ワーキングホリデーでオーストラリアへ。現在はシドニーの高齢者施設でAINとして働いています。  

    ▶この人の経歴を見る