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【2026年版】タスマニアDay2|直線108kmの先にあった“泊まる価値”

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直線108㎞。

ナビにそう表示されたとき、さすがに少し笑ってしまった。

日本で108kmといえば県をまたぐ距離だ。それが「この先ずっと直進」。タスマニアのスケール感は、数字で見ると現実味がない。

“この先108㎞直進”という情報の圧。

この日は
・ロンセストンからマウントフィールド国立公園へ移動
・Russell FallsとHorseshoe Falls、さらにTall Treesまでトレッキング
・ブルーニー島へフェリーで渡航
・The Neckで夕景撮影
・Captain Cook Holiday Park泊

距離は長い。でも、この日は焦りがなかった。
それは“島に泊まる”と決めていたからだと思う。

SUMMARY

この記事でわかること

  • ロンセストン〜マウントフィールドのリアル所要時間(約3時間半)
  • タスマニア国立公園の入園料と支払い方法
  • 1日券以外のパス料金の種類
  • 圏外エリアでのナビ対策とオフラインマップの重要性
  • マウントフィールドのトレイル所要時間と歩きやすさ
  • ブルーニー島フェリー料金と混雑のタイミング
  • 島内の買い物・給油事情
  • 月齢と野生動物観察の関係
  • キャラバンパークの料金感と設備感

Day2|直線108kmと、距離感が壊れる朝

ロンセストンからマウントフィールドまで約3時間半。

この「3時間半」という数字も、日本の感覚だとちょっとした旅行だ。でもタスマニアではそれが1日の前半戦になる。

カーナビはDay1の時点で使えないと判断していた。早々にあきらめ、Googleマップ一本に絞る。

前日にApple Musicが圏外で止まった経験から、キャラバンパークでプレイリストを丸ごとダウンロードしておいた。ドライブに音楽は必須だ。無音の山道は、思った以上に精神を削る。

この日も途中で圏外になった。そしてうっかり「戻る」を押す。再検索できない。少しだけ緊張する。でもオフラインマップがある。ガソリンスタンド検索もできる。

圏外を想定しているかどうかで、旅の難易度は大きく変わる。タスマニアは、その差がはっきり出る場所だ。

国立公園の入園料|47.7ドルの価値

マウントフィールド国立公園の入園料は
1日47.7ドル(車1台あたり)

1人料金もあるが、2人以上なら車単位の方がお得。入園料と駐車場代込み。

支払いは公園内事務所のカウンター、もしくはパーキングメーターのような機械で行う。ナンバープレート番号の入力が必要なので、事前に写真を撮っておくとスムーズだ。

発行されたレシートはフロントガラスの見える位置へ。

ちなみにこのパス、1日券だけでなく、
8週間パスや年間パスなど複数の料金設定がある。タスマニアには全17の国立公園があり、期間内であれば他の公園にも入園可能だ。

金額だけ見ると少し高い。でも、実際に歩いてみると、その整備状況と自然環境を維持するためのコストだと納得できる。

トレッキング前のカフェ|完全に看護師的判断

滝へ向かう前に、併設カフェでランチをとった。

理由は単純。「低血糖で森に入るのは避けたい」。

終わった後でもお腹は持つ。でも、先に糖質とカロリーを入れておく。完全に救急外来仕込みの思考回路だ。

ここまでまともな飲食店はほぼない。実質ここ一択。でも正直、あまり期待していなかった。観光地価格だろうし、出来合いのものが出てくると思っていた。

でも裏切られた。いい意味で。

森に入る前の糖質補給。完全に職業病。

スコーンは外さく中しっとり。丼もちゃんと温かくて味が整っている。タスマニア特産のレザーウッドハニーを使ったソーダは、スモーキーで甘さ控えめ。

しかもシドニーより数ドル安い。

観光地で「ちゃんと美味しい」と思えるのは、意外と貴重だ。

森の植生|整えられた自然の奥行き

Russell FallsとHorseshoe Fallsまでは、舗装路やウッドデッキが整備されている。写真を撮りながら約45分。真っすぐ歩けば30分もかからない。

観光地としての安心感がある。

整備と自然のバランスがちょうどいい。

でもTall Treesへ進むと、森の表情が変わる。

幹が細いのに、驚くほど真っすぐ高く伸びる木々。かと思えば、腕では抱えきれないほど太い巨木が突然現れる。足元には苔がびっしりと張り付き、湿度を含んだ空気が肌にまとわりつく。

そして、シダ科の大きな葉を広げた木。ジェラシックワールドに出てきそうな景色が本当にある。

タスマニアの森は植生豊か。

人の手は入っている。道は整えられている。でも森そのものは自然だ。

観光と野生の境界線。そのちょうど真ん中を歩いている感覚だった。

フェリー41.1ドルと、泊まるという選択

マウントフィールドからフェリー乗り場までは約1時間半。距離感はもう壊れている。「1時間半?近いね」と思ってしまう自分が怖い。

ブルーニー島フェリーは
41.1ドル(車1台あたり)。料金は車両サイズで決まる。歩行者は無料。

行きは待ち時間なし。

この静けさが、あとで効いてくる。

島に着くと、反対車線に帰りの車列ができていた。

ここで確信する。

泊まりで正解。

日帰りだと、あの列に並び、時間を逆算しながら動く。泊まりだと、景色に時間を渡せる。

The Neck|時間帯は戦略

18:30〜19:00。日没は20:30。

まだ明るい海。少しずつ色を変える空。誰もいない。

18:45、貸切。

翌朝10時頃に横を通ったときは人が多かった。同じ場所なのに、体験はまったく違う。

階段は地味にきつい。でも上りきった先の景色は、ちゃんと報酬になっている。

時間帯は偶然ではなく、戦略だ。

島内の現実と夜の静けさ

フェリー事務所には小さなキオスクがある。実質ここが最後のショップ。私たちが回った範囲では他にグローサリーは見かけなかった。ガソリンスタンドもない。

島は便利ではない。でもその分、静かだ。

この日は満月直前。星は見えるが天の川はうっすら。月齢は意外と重要だ。明るい夜は、動物も警戒する。

ペンギンウォッチトライは不発。

でも帰り道の暗さは本物だった。ヘッドライトだけが頼り。

警告は、ちゃんと現実になる。

道路中央にポッサム。横切るワラビー。

夜は、動物の時間。

警告というより、共存のルール。

Day2まとめ

直線108㎞という表示を見たとき、タスマニアは広いのではなく、距離の感じ方が違う場所なんだと思った。

3時間半の移動も、1時間半の海越えも、歩いて45分の滝も、30分の森も、どれも数字で見れば長い。でも実際にその中に身を置いていると、時間は意外と穏やかだった。

それはきっと、島に泊まると決めていたからだ。

帰りのフェリーを気にしなくていい。日没を逆算しなくていい。焦らなくていい。その余白があるだけで、景色の見え方が変わる。

ブルーニ―島は、行く場所というより、滞在する場所だった。

Day2は、距離を消費する日ではなく、距離を受け入れる日だったと思う。

 

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          この記事を書いた人
  Marimokomame|元看護師
  日本で急性期内科病棟と救急外来で看護師として働いた後、ワーキングホリデーでオーストラリアへ。現在はシドニーの高齢者施設でAINとして働いています。  

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