
オーストラリアでAssistant in Nursing(AIN)として働くと、実際どんな1日になるのでしょうか。
私は現在、シドニーの精神疾患専門の老人ホームでAINとして働いています。
日本で看護師として勤務したあとオーストラリアへ渡り、現在は高齢者施設でケアスタッフとして働いています。
この記事では、私の働いている施設を例に、AINの仕事内容や1日の流れを紹介します。
これからAINを目指している方や、看護師ワーキングホリデーに興味がある方の参考になれば嬉しいです。
※この記事は、約5分で読むことができます。
この記事でわかること
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AINのシフト時間
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スタッフの配置と役割
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日本人看護師は現場で評価が高い
- この記事でわかること
- AINのシフト時間
- Morningシフトの1日
- Afternoonシフトの1日
- スタッフの配置
- RN(正看護師)の役割
- RNケアのサポート
- 日本で看護師をしていた経験
- 日本人看護師は現場で評価が高い
- 看護師ワーホリという働き方
- 看護師ワーホリ・AIN情報はこちら
AINのシフト時間
私の施設では主に3つのシフトがあります。
・Morning 6:30〜14:30
・Afternoon 14:30〜22:30
・Night 22:30〜6:30
私は現在、アフタヌーンシフトを中心に勤務しています。
Morningシフトの1日
モーニングシフトは、施設の中でも一番忙しい時間帯です。
利用者の起床ケアや朝食対応が集中するため、スタッフ人数も多く配置されています。

6:30 ハンドオーバー(申し送り)
夜勤スタッフから申し送りを受けます。
その日の体調変化や注意点などを確認したあと、担当ブロックごとに分かれてケアを開始します。
この時間帯に行う主な業務は
・バイタル測定
・パッド交換
・週1回のリネン交換(曜日ごと)
などです。
特に朝食前のこの時間はかなり忙しく、モーニングシフトの中でも一番ドタバタする時間帯です。
7:30 ブレックファスト
利用者がダイニングルームに集まり朝食の時間になります。
ダイニングルームでの対応が終わると
・各部屋への食事デリバリー
・食事介助
などを行います。
8:15 シガレットタイム
私の働いている施設は精神疾患専門の老人ホームのため、1日のスケジュールの中にシガレットタイムがあります。
この時間は喫煙スペースで見守りを行います。
同時に
・シャワー介助
・生活介助
なども進めていきます。
8:45 モーニングティー
利用者のモーニングティーの時間です。
私の施設では1日に3回のティータイムがあります。
9:15 スタッフのモーニングティーブレイク
スタッフの休憩時間。
その後、次の休憩まで
・シャワー介助
・生活介助
などを続けます。
この時間帯にもシガレットタイムがあります。
11:00 スタッフのランチブレイク
スタッフは順番に休憩に入ります。
12:00 ランチ
利用者の昼食の時間。
ダイニングルームでの食事対応を行います。
その後各部屋へデリバリーと食事介助にいきます。
13:00 午後のケア
午後の時間帯は
・シガレットタイム
・パッド交換ラウンド
・記録(documentation)
などを行います。
14:30 終業
その後、アフタヌーンシフトへ引き継ぎをしてモーニングシフト終了です。
Afternoonシフトの1日
私は主にアフタヌーンシフトに入っています。
モーニングよりスタッフ人数は少ないですが、夕食対応などがあるため忙しい時間帯もあります。

14:30 ハンドオーバー(引き継ぎ)
モーニングスタッフから申し送りを受けます。
利用者の体調やその日の出来事などを確認します。
14:45 アフタヌーンティー
利用者のお茶の時間。
お茶や軽食を配りながら見守りを行います。
15:00 シガレットタイム
この時間帯には喫煙の見守りがあります。
同時に
・シャワー介助
・髭剃り
・爪切り
・部屋の掃除
・備品補充
・散歩の付き添い
など、生活ケアを進めていきます。
16:00 スタッフのアフタヌーンティーブレイク
スタッフの休憩時間。順番に休憩に入ります。異常時にすぐに対応できるように、必ず1人はフロアに常駐するようにしています。
16:30 夕食準備
各部屋へのデリバリーと食事介助を先に行います。
17:00 ディナー
利用者がダイニングルームに集まり夕食。
ディナー後は、
・食事介助
・パッド交換ラウンド
・シガレットタイム
などが重なり、かなり忙しくなります。
18:00 スタッフのディナーブレイク
夕食後にスタッフの休憩。
19:00 サパータイム
夜食(サパー)の時間。
この時間帯にもシガレットタイムがあります。
夜の業務
寝る前の支度の介助をします。
その後は
・記録(documentation)
・巡回
・ナースコール対応
などを行います。
22:30 終業
ナイトシフトへ申し送りをして、アフタヌーンシフト終了です。
スタッフの配置
私の働いている施設は**3つのブロック(セクション)**に分かれています。
施設の利用者は約45人です。
AINスタッフは、カジュアルスタッフを含めると30人ほど在籍しています。
シフトごとの配置はおおよそ以下の通りです。
・Morning 9人
・Afternoon 6人
・Night 2人
モーニングシフトは利用者の起床ケアや朝食対応が集中するため、スタッフ人数も多くなります。
またこの時間帯は
・NDIS生活サポートスタッフ
・マネージャー
・チャプレン
・リハビリスタッフ
なども出勤しており、施設全体としては一番人が多い時間帯になります。
RN(正看護師)の役割
RN(Registered Nurse)は施設全体で7人ほど在籍しており、各シフトには必ず1人以上が常駐しています。
RNは主に
・投薬管理
・医療判断
・創傷処置
・インスリン投与
・急変対応
などを担当します。
AINは生活ケアを中心に行いながら、必要に応じてRNのケアをサポートします。
RNケアのサポート
AINの仕事は生活ケアだけではありません。
私の施設では
・血糖測定
・インスリン投与のアシスト
・創傷処置の補助
など、RNのケアをサポートする場面もあります。
日本の介護職では行わない業務も多く、医療チームの一員として働いている実感があります。
日本で看護師をしていた経験
私は日本で看護師として働いたあと、オーストラリアに来ました。
AINとして働いているスタッフのバックグラウンドはさまざまで、母国で看護師をしていた人もいますが、多くは医療経験がない状態でコースに通い、AINの資格を取得しています。
そのため、日本で医療現場を経験してきた立場から見ると「どうしてこういう対応になるんだろう」と思う場面や、見ていてハラハラするような瞬間も正直あります。
もちろん、国や教育制度が違えば医療の考え方やトレーニングの内容も違います。
それでも、日本の医療現場で身についた観察力やリスク管理の意識は、海外でも大きな強みになると感じています。
日本人看護師は現場で評価が高い
もう一つ感じているのは、日本人看護師の評価の高さです。
オーストラリアのAged Care業界では、東南アジア諸国出身のスタッフが多く働いています。
もちろん真面目に働く人もたくさんいますが、
・ケアがかなり雑になりがち
・仕事を省略してしまう
・すぐサボってしまう
というスタッフがいるのも事実です。
その中で、日本人看護師は
・丁寧にケアをする
・サボらない
・観察力がある
・急変対応に慣れている
といった点で、現場ではかなり信頼されることが多いと感じています。
私自身、日本で当たり前だと思っていた
・利用者の状態変化に気づく
・小さなリスクを先に潰す
・ケアを最後まで丁寧に行う
・各利用者の好みに合わせたケアをする
といった習慣が、こちらではとても評価されることに驚きました。
日本の医療現場で身についた仕事のクオリティは、海外では決して当たり前ではありません。
むしろそれは、大きな強みになるスキルだと感じています。
もちろん一番の壁は英語です。
ある程度のコミュニケーション力(少なくともB1〜B2程度)がないと仕事は難しいですが、使う表現はそこまで多くありません。
英語さえある程度クリアできれば、日本での看護師経験はオーストラリアでも十分に生かすことができます。
看護師ワーホリという働き方
ワーキングホリデーでオーストラリアに来る人の多くは、カフェやレストランで働きます。
でも、日本で看護師として働いてきた経験は、海外でも形を変えて生かすことができます。
私自身、渡航前は「本当に医療の仕事に関われるのだろうか」と半信半疑でした。
それでも実際に働いてみると、文化や制度は違ってもケアの根本にあるものは大きく変わらないと感じています。
ワーキングホリデーで医療現場に入る人は多くありません。
それでも、こういう働き方も確かに存在しています。
これからオーストラリアで看護師ワーキングホリデーを考えている方の参考になれば嬉しいです。
看護師ワーホリ・AIN情報はこちら
オーストラリアでAINとして働くための流れやリアルをまとめています。